ご本人からの病歴のヒアリングが難しいときがある
障害年金の請求の代理人をご依頼いただく際は、請求者ご本人と委任契約を締結します。原則として私は、ご本人と直接お会いして意向をしっかりと確認しています。
しかし、ご本人が入院中など、どうしてもお会いすることができない場合もあります。そのようなときは、家族の方にご本人の意向をしっかりと確認いただいて、ご家族の方に各種の書類を代筆頂いて、代筆者としての署名も頂いています。
とまあ、ここまではご家族に何とか頑張ってもらうとして、難しいのが病歴のヒアリングです。
たとえご夫婦であったとしても、本人がどれほどの苦労をされてきたのか知らないということもあります。「夫は我慢強いので、体調は良くなかったんだと思うんですが、そういうことを全く言わなかったんですよね。」というお話を聞いたこともあります。
それまで本人の面倒を見ていたお母様が亡くなってしまい、お父様には娘の病歴が分からなかったり、同じように本人の面倒を見ていた両親が亡くなってしまい、別々に暮らしていた兄弟には病歴が分からなかったり、これは仕方がないことです。
しかし、病歴が分からないと初診日を追うのも難しく、ましてや病歴・就労状況等申立書の作成は本当に難しいです。
家族の方に少しでも思い出してもらってそれをヒントに色々と探っていったり、場合によっては、診断書に記載される治療歴からヒントを得ることもあります。
何とか請求書類を整えられるよう、様々な知恵を絞って頑張ります。