証明が難しかった初診日が認められました
今から30年ほど前の初診日で、初診日に関する明確な資料がなく、認められるかどうか怪しかったケースの障害年金が支給決定したというご報告がありました。
これは、かなり嬉しい!
統合失調症で入院した方のご兄弟が、入院先のSWに勧められて障害年金の手続きをしようとしたところ、年金事務所にて、ご兄弟が把握していた初診日(15年ほど前)では保険料納付要件を満たさないと言われ、もう茫然。
しかし、実は以前に本人が自ら市役所に相談に行ったことがあって、その時はそれよりもさらに15年ほど前(つまり今から30年ほど前)の受診歴を伝えていた事跡が残っていました。
そちらが初診日であれば納付要件を満たすものの、その初診日を示すものが全くないとのことで、私のところへご相談、ご依頼があったものでした。
ご兄弟の協力もあり、色々な証拠を積み上げて、…と言ってもどれも決め手に欠けるようなものばかりだったのですが、何とか「もっともらしさ」を主張して障害年金を請求したものでした。
若いころに5~6年ほど厚生年金保険の加入期間があり、そこが初診だったのですが、退職後は10年ほど未納期間が継続し、その未納期間中に次の病院の受診を開始している(紹介状なし)ので、そんな都合よく厚年期間中の初診を認めてくれるだろうか… と非常に難しい感じだったのですが、無事に障害厚生年金2級が認められました。
こういう事例をちゃんとまとめて、ホームページの事例ページにアップしようと思っているのですが、現在抱えている案件を進める方を優先すると(←当たり前!)、なかなかホームページを作成する時間的余裕がなく…
そのうちに頑張ってまとめます。