診断書は敗北宣言!?

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昨日、社会福祉を専門とされている先生(大学教授)によるセミナーを聴講しました。

内容は障害年金にとどまらず社会福祉全般に及び、大変勉強になりました。

その中で、私としてはとても驚いた視点がありました。

精神科の医師がなかなか診断書を書いてくれない… という話はよく聞きます。その理由には様々なものがあると思いますが、その中の一つとして、「医師としての自分が、この患者の精神疾患を治すことができなかった。治っていないという診断書を作成することは、医師としての敗北と感じ、だから診断書作成に拒否反応を示す。」というケースがあるというのです!

ええ~~~!?

う~ん… それだけ治療に真摯に向き合ってくれていると好意的に評価すべきなのかしら? いや、それは違うでしょう。

例えば脳出血で緊急手術をしたけれど手足に麻痺が残ってしまったようなケースで、麻痺の状態について診断書を作成したくないなんて、そんなのはおかしな話です。

もしかして、やたらと軽めの診断書を作成する医師は、「自分がここまで治したんだ。」と言いたいとか? まさかね…。何だか色々と考えさせられました。

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