絶対に受証を書く気のない病院
ある病院にて受診状況等証明書を取得したところ、前の病院からの紹介状をもっての受診だったことが分かりました。
そこで、紹介状を出してくれたという前の病院に受診状況等証明書の作成をお願いに行ったところ、絶対に書く気がなく、何としてでも受付を阻止する、という対応に遭いました。
まず受付にて事情を説明したところ、事務方の上の方と思しき方が出てきて、「うちでは何もやってないので書けませんね。」
何もやってないって… 紹介状を出してますよね?
「今、かかっている病院があるんでしょ? そちらで書いてもらったらいかがですか?」
それは診断書として依頼しています。この書類は、最初にかかった医療機関に作成をして頂くものなのです。それは、今の病院ではなく、こちらの病院のようなのです。
「・・・。ちょっとお待ちくださいね。相談室の者に聞いてきますので。」
よし! 病院の相談員さんなら障害年金ことも分かるだろうし、大丈夫でしょう。
「事情は伺いましたが、うちでは何の診断もしていないので、こういうのは書けないんですよ。」
あれ~? 相談員さんでもダメ?
診断の有無は関係ないのです。ご本人さんが症状を先生に相談したら紹介状を書いてくださったんですよね。そのことがカルテに残っていらっしゃるようなので、そのことを転記していただければそれで構わないんです。傷病名など、分からない箇所は「不詳」で構いませんので。
「そうは言われてもですね、この時の医師はもういないんですよ。他の医師のカルテをみて書くなんで、やりたがる医師はいないんですよ。」
ただ紹介しただけなのに…というご事情も分かりますが、次の医療機関からの証明書に「紹介により受診」との記載があるので、こちらの病院からの証明書が必要なんです。おそらく日本年金機構からは紹介元の病院からの証明書を取ってくるように言われることになると思うのです。
「そんなこと言ったら、うちだって紹介されて来ているんですよ。そちらの病院には聞いたんですか?」
そちらの病院からの紹介というのは、この症状に関する紹介ではありませんよね? まったくの別疾患ですよね? 必要なのは、この症状に関する初診なのです。
「でも、そっちにも聞いてみるのが筋でしょ?」
分かりました、ではそちらにも聞いてみます。そこで、この症状のことは話に出たことがないという返答があった場合には、こちらの病院からの証明書が必要になりますので、その時にはどうぞよろしくお願いいたします。
「・・・。そうは言ってもですね、うちにはこの医師がもういないんですよ。」
では仕方がありません、その時にはカルテ開示をお願いしようと思います。ご本人さんに相談してまた来ますので、その時はどうぞよろしくお願いいたします。
「・・・。カルテ開示は時間がかかりますよ。全員の医師に回覧して必要性を判断して開示するかどうかを決めますので、開示されない場合もありますよ。」
あ~もう!
怒りがピークに達して、思わずきつい言葉を発してしまいそうになりました。辛うじて堪えて、怒りでプルプル震えながら、「紹介状への返事をみてご存じだと思いますが、がん患者さんなので、あまり時間はかけたくないんです。検討しまして、どうしてもという時にはまたご相談に伺うようにします。お時間を頂きありがとうございました。」と言うのが精いっぱい。
悔しいけれど、確かに、何もやってない、ただ相談されて紹介状を書いただけ(だってウチは専門外だもん!)という事情も分かりましたので、紹介先での受診を初診として書類を揃えてみます。
日本年金機構さん、返戻なんてしないで、どうかこれで認めてくださいね。