障害年金の試算機能の搭載もありうる?!

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9月20日、第18回社会保障審議会年金部会が開催されました。

▼年金部会の資料はこちら
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/nenkin_20240920.html

今回の議題で障害年金絡みと言えば、公的年金シミュレーターに「障害年金の試算機能」を設ける案でしょうか。

公的年金シミュレーター(現行版)
https://nenkin-shisan.mhlw.go.jp/

現行の公的年金シミュレーターには、将来の老齢年金について条件を色々と変えて試算できる機能があります。

これに加えて、令和8年4月からの新たなシステムには障害年金の試算機能もつけることによって、以下の内容についての理解を促進させよう! ということが議題になりました。

障害年金の試算機能を設ける目的(案)
  • 公的年金には、障害年金という予測できないリスクに備えるための保険機能があること
  • 障害年金には最低保障機能があること(①障害基礎年金は加入年数にかかわらず老齢基礎年金の満額と同額 ②障害厚生年金は最短でも300か月加入とみなして計算 ③障害厚生年金3級に最低保障額あり)
  • 障害が重い場合(1級)は年金額が1.25倍になること
  • 保険料納付などの受給要件を満たす必要があること

※ 文言は原文から変えています。

なお、遺族年金については、障害年金よりもさらに制度が複雑なので、どのような試算機能をつけられるかさらに検討するようです。

公的年金シミュレーターは年金額を簡易に試算することを目的としたものなので、実際の年金額とは必ずしも一致しないのですが、ざっくりとした額が分かるだけでも大きなメリットがあると思っています。

どのようなインターフェースになるのか、楽しみにしています。

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