どうせ労災から出るんだから
診断書の作成がなかなか進まず、困り果てて相談員さんに連絡を取ったところ、先生と面談できることになりました。
少々緊張しながら指定の時間に伺い、しばらく待ったのちに診察室に通されたので、名刺を差し出すと、
「こういう仕事の人、苦手なんだよね。」
と、名刺をかたわらにポイッ。(もちろん、先生のお名刺はいただけません。)
どうやら、保険屋さんとか弁護士さんとか、そういった類(たぐい)の人の要求多めな感じが苦手(というか、お気に召さない?)様子です。
これは気をつけないと。
対象の方は、通勤途中の交通事故によってケガをされた方なので、労災、自動車保険、厚生年金の全てが絡んできます。
あっちからもこっちからも書類の依頼がきているようで、「こういうの、一体いつまで続く訳?」とうんざりしたご様子でした。
しかも、
「だってさ、どうせ労災から出るんだから、年金なんていらないんでしょ。」
だから診断書を書いてくれなかったのかーーーーーー!
私は社会保険労務士なので、厚生年金と労災については専門分野です。最終的には自動車保険の方からの給付で調整は入るものの、その決定を待っている間に先に生活費が底をついてしまいます。制度について簡単にご説明して、だから診断書が必要なんです、先生が頼りなんです、とお願いしました。
「ふ~ん・・・。」
これで、診断書作成が進むといいのだけれど。