サービススタンダード
日本年金機構には「サービススタンダード」を設定しています。標準的なサービス水準を定めています…ということですね。内容は以下のとおりのようです。
年金給付に係る請求書を受理してから、年金証書がお客様に届くまでの期間(不備返戻、医師照会、実施調査及び市区町村からの回付に要した日数を除く)に係る所要日数を以下のとおり設定し、達成率90%以上を維持する取組を実施。
<設定したサービススタンダードの内容>
・老齢年金、遺族年金:1か月以内(※)
・障害年金:3か月以内
(※)加入状況の再確認を要する方は、2か月以内
すなわち、障害年金に関しては、請求書が受理されてからなるべく3か月以内には結果を出しましょう、ということです。
そのサービススタンダードについて、どの程度達成できているのかが報告書(※)に掲載されていました。
(※) 令和2年度 業務実績報告書(案)41~46ページ
障害年金については、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、障害認定医を訪問して行う訪問審査を中止したこと等により、令和2年8月末時点でサービススタンダードの達成率は単月で60%程度でしたが、障害年金センターの処理体制を強化したこと等により、令和2年12月以降は単月で達成率90%以上を維持し、令和2年度末の達成率は75.4%まで回復しました。
【障害年金】令和2年度の実績
平均所要日数:80.1日
達成率:75.4%
待つ方としては3か月は長いのですが、審査機関側も頑張っているのですね。「障害改革プロジェクトチーム」というのもあるらしいです。
ちなみに、上記の報告書は、こちら↓のページから拾いました。まだ「案」の段階のようです。
社会保障審議会年金事業管理部会資料(第56回)