社会保険審査会裁決例から考える「障害年金」
障害年金に関する本を購入しました。
障害年金に関する過去の裁決例を、内容ごとに章立てし、それぞれの要点がまとめられています。
厚生労働省のホームページには具体的な日付や名称などは伏字にした裁決文がいくつか掲載されていますが、この本に掲載されているのは、そのような裁決の文章そのものではなく、ある程度要約されたものになっています。その代わりに筆者による解説がついている、という感じです。
筆者は司法試験に長年挑戦した方だそうで、それにより、法律要件や法律効果を考えるという姿勢が身についており、裁決の読み解き方もよく分かるとのこと。なるほど、先日の紛争解決手続代理業務試験でも法律要件がどうのこうのと出てきましたが、やはり基本はそこですよね。
私はもともとは理系の人間ですが、法学部で勉強をされた方はその辺の基本が身についているようで、私にはその基本姿勢が不足しているようです。遅ればせながら、私も法律に携わる者として、その辺の基本を叩き込まなければと最近特に感じています。