初診日が決まりそうです
障害年金にとって初診日は非常に大切です。
初診日によって、厚生年金保険からも上乗せがあるのかどうか、保険料納付要件を満たせるかどうかが異なることもあります。
そんな初診日は本来、唯一の日です。自分の好きな日を選ぶことはできません。
しかし、どうにもあいまいなケースというのもあって、その場合、現在の主治医と相談しながら初診日を確定することがあります。
何となく調子の悪さがあって、あちこちの医療機関を回り、ようやく診断名がついた…といったことは難病ではよくあることで、そうすると、現在の傷病に関連する調子の悪さはいつからだったのかがあいまいになったりします。
精神疾患でもこのようなことが起こり得ます。
先日ご依頼があった方も、吐き気などがずっとあって、胃カメラやCTをあちこちで受けて異常なしと言われ続け、数年後にようやく精神科に行きついた方でした。
通院歴をお聞きすると、10代の頃に、ストレスからくる十二指腸潰瘍での入院歴があるとのこと。それは関係ないでしょ…とは思うものの、受診状況等証明書にそのことが記載されると色々と厄介です。
そこで、通院歴を時系列にまとめ(ものすごい数でした…)、主治医に確認していていただいたところ、「育児からくるストレスが原因で発症したと考えられるから、そうするとこの辺が初診だよね。」とのご意見でした。
それを基に医療機関へ出向き、事情を説明して受診状況等証明書の作成を依頼したところ、幸運なことに先生にもお会いすることができ、十二指腸潰瘍の話は書かずに作成することに納得していただけました。
昨日、完成したとの連絡をいただいて早速取りに行ったところ、ばっちりでした。(書きなれていない先生のようで、記載欄が間違っていたりしましたが。)