どこに提出しようか
三人の方の障害年金の請求準備がちょうど同じタイミングで進み、近い日付で準備が整いそうです。
さて、これをどこに提出しようか?
新人社労士の頃は、ちゃんと年金事務所の予約を取って、窓口で提出していました。年金事務所の窓口の方と相談しながら提出した方が安心だったからです。
しかし、この方法だと、窓口の予約が取れないと提出時期が遅くなる…という不利益が生じます。
事後重症による請求の場合、受付日が月をまたいでしまうとご本人様の不利益につながるので、書類が揃う前におおよその日付で予約だけは先に入れておく…などの予防線をはって、(しかし予想以上に診断書の出来上がりが遅くて、ヒヤヒヤしたことが何度もあり)、もう大変でした。
そんな私も、徐々に経験を積み、窓口を通さなくても自信を持って提出できるようになってきました。
窓口を通さずにどうやって提出するのかというと、年金事務所(または障害年金センター)への「郵送」です。
弊所ではレターパック(速達とほぼ同じ扱い)を使うのですが、それでも受付は投函の翌日です。これでもいいのですが、月の最終日に投函だと「翌月1日の受付」となり、やはり不利益が生じます。
たまたまそういう状況に遭遇せずに来ていますが、もし今後、最終日に診断書が出来上がっちゃったらどうしよう…と悩んでいました。(あきらめて翌月受付にすればいいのでしょうけれど、なんか悔しい。)
そんなときに、都道府県によっては年金事務所に「すいすいポスト」なるポストがあって、そこに入れる方法があることを知りました。これだと、すいすいポストに入れた日付で受付となるのだそうです。まさにスイスイ!
群馬県では見たことがありませんでしたが、あらためて確認してみました。しかし、そのようなポストはありませんでした。いいなあ。
しばらくしてから、すいすいポストはなくても、年金事務所の「受付」へ持参して、当日に受け付けてもらうという技が使えることを知りました(もしかしたら、社労士だからこそ許される技なのかもしれませんが)。
これなら、郵送よりも1日早く受付になります。
弊所から一番近い年金事務所は車で20分ほどなので、それほど苦じゃありません。
月末最終日だけじゃなく、月の真ん中についても、この方法を使うことにしました。わーい。
ところが、しばらくしてから、年金事務所から「管轄地域外の請求は持ってきちゃダメです。管轄の年金事務所へ郵送してください。」と釘を刺されてしまいました。しょんぼり。
そんな訳で、同じ群馬県内とはいえ、遠くのお客様の場合には、お客様ご本人の住所地を管轄する年金事務所へ郵送する方法に戻りました。
そして、今回。
管轄の年金事務所がバラバラ(前橋、渋川、太田)の年金請求書がほぼ同時期に3つ揃いそうです。
いっそのこと、まとめて東京の障害年金センターに直送しちゃおうか? それなら郵送料が3分の1になるし…
ただし、ほぼ同時期なだけであって、全く同じ日ではありません。
悩んだ結果、やっぱり素直に、出来た順にバラバラに、それぞれの年金事務所へ郵送することにしました。
やはり、全部そろうのを待ってから…なんてせずに、1日でも受付が早い方が気持ちがいいですし、それなら障害年金センター直送より管轄の年金事務所の方がいいのかな…と思った次第です。(直送でもいいのでしょうけれど。)