バラ色の未来?

手続き支援

先日、精神対話士の方とお話しする機会がありました。

※ 精神対話士とは → https://www.mental-care.jp/

その方のところへ相談に来られる方は、自分の置かれている状況に悲観し、何か救いの手はないだろうか…と求めているそうです。

そこで、例えば「障害年金という制度がありますよ。」と制度だけを紹介すると、「障害年金さえ受給できればバラ色の未来が待っている!」と思ってしまい、そして実際に受給権を取得して支給が始まってみると、思ったような額ではなく、苦しいことには変わりない… と、また(さらに)落ち込んでしまうことがあるそうです。

たとえば、障害基礎年金2級は月額6万5千円です。現実問題として、それだけでは生活は成り立ちません。ではどうするのか。そこから先も自ら考え、行動に移していく、その精神力が必要なんだとのお話でした。

他にも、これは私も承知していますが、障害年金の支給が認められることで「自分は【障害】を持っている人間ということが公的に認定された。」という現実を改めて認識し、そのことが逆に辛くなってしまうこともあるので、障害年金の支給を請求すること自体にも精神力が必要とのお話もありました。

バラ色の未来が待っていると思っていた…

恥ずかしながら、その視点は欠けていました。お話を伺って、とても勉強になりました。

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