手続き支援

昨日、東京の国立国会図書館へ行ってきました。社会保険審査会裁決集を見るためです。

審査請求、再審査請求を行うにあたって、過去の社会保険審査会での裁決例を知ることはとても大切です。

過去数年間分のうちの参考になる事例については、厚生労働省のホームページにいくつか掲載されています。

裁決例一覧|厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/shinsa/syakai/05.html

しかし昔々の裁決例までは載っていませんし、「社会保険審査会裁決集」という書籍が存在するのですが、近隣の図書館にはありません。

そこで、ちょうど東京へ行く用事があったので、それに合わせて、国立国会図書館へ行ってお目当ての裁決例をコピーしてくることにしました。

とはいっても、国立国会図書館に行くのは初めてです。

事前にネット上で、利用者登録・申込書のプリントアウト・入館予約はしておいたので、当日、現地へ行って利用者カードを取得するまでは何とかスムーズにできたのですが、そこから先の、お目当ての本を探し出して、借りて、複写申し込みをして、複写を受け取って、返却して・・・という一つ一つが初めてなのでよく分からず、とても大変でした。

開架の書籍、書庫にある書籍、デジタル化されている書籍、それぞれで手続き方法が異なり、かなり手間取ってしまいました。

図書館員の方々はとても親切で丁寧に教えてくださいましたが、もともと別件の用事があって、そのついでの訪問だったので時間制限があり、最後は館内で走って(小走りですけど)なんとかギリギリ間に合わせることができた感じでした。

お目当ての裁決例もコピーしてくることができた、とりあえずは目的達成です。今日はそれらをじっくりと読んでみます。

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初診のクリニックにカルテが残っていなかった方。

幸いなことに転院先へ紹介状を持って行っており、その転院先にはカルテが残っていたので受診状況等証明書を作成していただけました。紹介状も添付されています。

ところが、この紹介状の文字が達筆すぎて読めません。

「・・・8か月・・・」とまでは読めるので、この「8か月」の意味するところが重要そうに思えるものの、前後がどうしても判読できません。

諦めようかとも思ったのですが、どうしても諦めきれません。

そこで、そのクリニックへ直接出向いて、受付の方に解読していただきました。受付の方も最初は読めなかったのですが、最終的には読んでくれました。

さすが!

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身体が不自由な方と一緒に医療機関に行った時のこと。もちろん、一緒とはいっても私は待合室からの合流であって、お子さんが送迎と付き添いをしてくれました。

さて、その日の診療が終わり、次回の通院日を決める場面で、医師から複数の候補日を挙げられたものの、ご本人はなかなか決められずにいました。結局、付き添いのお子さんが、「この日にしてさ、お父さんの都合が悪ければ私がくるから、大丈夫だよ。」と言って決まりました。

あとでご本人から、次回の送迎は夫がしてくれることになっていること、夫の予定もあるので通院日をすぐには決められないこと、頼めば夫は予定をやりくりして送迎をしてくれること、けれど夫とはそれほど仲が良いわけでもないので頼みづらいこと・・・ などを打ち明けてくれました。

だいたい私と同世代の女性なので、何となく気持ちが分かり、とても切なくなりました。

夫や子どもに頼らざるを得ない、頼めば夫や子どもは送迎などをしてくれる、でも申し訳なくて頼みづらい。

ですよね。

「障害を受け入れる」ということの中には、こういったご家族とのこともあります。病気によって手足が不自由になったのは仕方がないこととして受け入れるしかない、けれど受容を家族にも強要するのは心苦しい、そんな葛藤を目の当たりにした出来事でした。

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パーキンソン病の方の診断書に関連して、ご本人、ご家族と一緒に病院に同行し、診察室まで入れていただきました。

医師と対面してお話しするのはとても緊張します。医師によっては社労士に拒否反応を示されることもありますし、医師のお機嫌を損ねるような発言をしてしまっては今後の医師と患者様との関係にも影響しますので、非常に気を使います。

ご本人やご家族に、どのような先生なのかお聞きすると、とても親切で話を聞いてくださる先生とのことではありましたが、しかし、診断書の話となると状況が変わるかも、などといろいろ想像しながら診察室へ入ってみると…

優しい! 丁寧!

車いすのご本人にしっかりと向き合って、ゆっくりと丁寧に話をし、疾病によって話しづらくなっている(したがって周囲からは聞き取りづらくなっている)ご本人の小さな声を一生懸命聞き取ろうとされて、もう、感動してしまいました。

辛さを訴えるご本人に、付き添いのご家族の方が「もうさ、それはしょうがないんだよ。」と、あまりに長い診療時間を切り上げようとしても、先生の方はそんな素振りは一切見せずに丁寧に話を聞いてくださっていました。

結局、診療時間は1時間に及び、この後の予約の患者さんは大丈夫なのだろうかと私も心配しましたが、出てみると待合室はガラガラ。どうやら順番待ちの方はいなかったようで、だから余計に丁寧だったのかもしれません。

肝心の診断書の方も、こちらの要望を聞いてくださり、一安心でした。

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障害年金に関する本を購入しました。

障害年金に関する過去の裁決例を、内容ごとに章立てし、それぞれの要点がまとめられています。

厚生労働省のホームページには具体的な日付や名称などは伏字にした裁決文がいくつか掲載されていますが、この本に掲載されているのは、そのような裁決の文章そのものではなく、ある程度要約されたものになっています。その代わりに筆者による解説がついている、という感じです。

筆者は司法試験に長年挑戦した方だそうで、それにより、法律要件や法律効果を考えるという姿勢が身についており、裁決の読み解き方もよく分かるとのこと。なるほど、先日の紛争解決手続代理業務試験でも法律要件がどうのこうのと出てきましたが、やはり基本はそこですよね。

私はもともとは理系の人間ですが、法学部で勉強をされた方はその辺の基本が身についているようで、私にはその基本姿勢が不足しているようです。遅ればせながら、私も法律に携わる者として、その辺の基本を叩き込まなければと最近特に感じています。

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昨日は裁定請求書を2名分提出しました。

とても感じの良い窓口の方で、この方の窓口に入れるときは安心します。

その方から「請求書を持ってくるときって緊張していやでしょ~?」と聞かれ、つい本音で「嫌です~」と答えてしまいました。

色々と工夫を重ねて書類を準備し、提出までこぎつけたのはホッとするのですが、時には窓口で色々と言われてしまう時があります。なので、今日は何も言われないだろうか、大丈夫だろうかと、今でも何となく不安です。

「面接試験を受けるような気分です。」と答えると、窓口の方が笑って、「だからね、私はとにかく預かっちゃうの。不備があれば、後で照会すればいいと思ってさ。」とのこと。ほんと、ありがたいです。

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障害年金の請求支援をしていると、障害年金だけではなく、周辺知識全般が必要になる場面がたくさんあります。

社会保険労務士なので、健康保険法に基づく傷病手当金や、雇用保険法に基づく基本手当(いわゆる失業手当)などは分かりますが、そのほかにも福祉関連の情報も知っておくとよい場面がたくさんあります。

以前は介護保険や障害福祉サービスを提供していた福祉系の事務所で働いてしましたし、介護支援専門員(いわゆるケアマネジャー)の資格も有しているので、うっすらとは分かるのですが、もっと知識を身につけたいと思っていました。

先日、ある障害年金の勉強会にて、講師から、社会福祉士の受験本が情報がまとまっていて使いやすいという話を聞きました。なるほどと思い、早速購入しました。

まだ読んではいませんが、楽しみです。

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医師に作成していただいた診断書や受診状況等証明書の字が達筆すぎて(?)読めない・・・というのは、あるあるだと思います。

先日いただいた、受診状況等証明書に添付された前医からの紹介状も、本当に読めなくて・・・(涙)

ただ、肝心の「●年●月・・・難聴出現 その1か月后 初診」の部分は何とか読めました。

1か月後も「後」ではく「后」というのも、何かのひっかけ!?という感じで、もう暗号解読の世界です。

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最近、障害年金の請求者ご本人は入院中で、配偶者や兄弟から障害年金の請求手続きをご依頼いただくことが続いています。

本当は、一度はご本人とお会いしてご挨拶したいのですが、コロナ禍で家族ですら面会が制限されているので、やむを得ません。ご本人の意向をご家族にしっかりと確認いただいた上でお引き受けしています。

当然ながら、これまでの病歴や現在の様子はご家族からヒアリングすることになるのですが、これがなかなか大変なことが多いです。

「え~ どうだったんだろう?」「それは知らないな~」

ですよね…。手探り状態が多くなり、前後の話から推測したりなども多くなりますが、何とか頑張りましょう。

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ADHDの方からご依頼を受けて、病歴・就労状況等申立書を作成しました。

会話の内容を頭ですぐに理解するのが苦手で、口頭で答えるのは難しい…とのことで、幼少期から現在(30代前半)までの様子を紙にまとめて書いてくれた方で、以前(最初の無料相談時)も読んだのですが、昨日、改めてそれを読み返しました。

その中に、次のような内容の話があります(要約です)。

「ADHDで毎日がとても大変で、社会で生きていくことに絶望して自殺しか考えられなくなり、死ぬ方法を探していたところを母親に見つかり、深く悲しませてしまった。それ以降、親を悲しませたくないという思いで日々の暮らしを頑張っている。どんなに大変でも、自暴自棄になったり精神的におかしくなったりせずに頑張れているのは、丁寧に話を聞いてくれる母親のおかげだ。・・・」

以前もこれを読んだときに、本人を目の前にしてこらえきれずに涙してしまったのですが、今回も涙が…。どうしても母親の気持ちになってしまうのです。

発達障害は親の教育のせいではありません。でも、その障害を抱えながらどのように生きていくかは親の影響力が大いにあるのかもしれません。すてきなご両親に育ててもらったであろうこの方に、希望ある未来を見せてあげたいです。そのためにも、できる範囲でのお仕事と、不足分を障害年金で補えるような生活を見せてあげたいです。